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パンを焼くということ

こねまる君

左の機械は、先日DIYしてキャスター付きの台を作ったパンの発酵機

右側は、パンのこね機でその名も 「こねまる君」

 

ここ一年くらい使っていない気がします。

それ以前は、毎週火曜日は、パンを焼く日と決めて

食パンやあんパン、ロールパンなど 朝食用にパンを焼いていました。

 

この機械を使うということは、

3時間以上は、発酵の具合をみて調整したり、成形したりとかかりっきりになります。

去年の夏の終わりくらいから、そのまとまった時間をとるのが難しくなり

パン焼きをやめていました。

 

やめてしまうと、なかなか再開するのが億劫になり

四月からは 時間が取れたはずなのに、パンが焼けていませんでした。

 

この機械たちが我が家にやってきたのは、三年ほど前。

自宅でパン教室を開いていた友人のお宅からやってきました。

結婚する以前からの長い付き合いの方です。

友人といっても Riraさんやcyoppi くらいの孫がいてもいいくらいの

歳の離れた友人です。

 

三年半くらい前に、突然彼女は、みんなに黙って入院しました。

独身で、1人暮らしだった彼女は、

ごく親しい友だちに助けてもらいながらの入院生活でした。

 

おそらく、彼女の周りで一番若かった私には、なすすべがなく

赤ちゃんのときから知っているRiraさんとcyoppi と、よく病室宛に手紙を出しました。

 

 月に一度の外泊のとき、彼女を訪ね

そのときにこのパンの機械や道具を持って帰らされたのでした。

私は、彼女のパン教室開催以来の生徒で

少しずつ自宅でもパンを焼いたりしていたので

「使ってくれる人のところへ・・・」と半ば強引に持たされたのです。

 

彼女の様子から、何も聞かなくても、大変な病気だということはわかりました。

 

一人身の彼女は、医師からの告知も自分ひとりで受け

身のまわりのモノやコト、家に至るまで

できる限りの始末をつけようとしていました。

 

その一方で、これからの生き方にも思いを馳せていました。

「退院したら 喫茶店をやりたい」とリフォームの計画をし

実際にリフォームの依頼もしてありました。

 

 

自分が、死にむかって生きているという現実は、どんなものでしょうか。

 

 

そういう私も、今生きている人々も

ただ それを自覚していないだけで

みんな いつかの 「死」 へ向けて生きているのですが・・・。

 

 

 

ひとりで病室にいた そのときの彼女の不安と焦りを想うと

なんとも いたたまれない気持ちです。

自分を奮い立たせようとしながら

つらさに耐えながらも

 決して私の前では 変わらない姿の 気丈な人でした。

 

私にとっては、自分の死期を知っている 初めての人でした。

 

そして7月半ば

たくさんの親しい友人たちに見送られて、この世を去りました。

 

我が家には、彼女のものがたくさんあります。

彼女のお墓をしらなくても、

いつも彼女を思い出せるモノたちです。

 

彼女のいなくなった家が、どうなってしまっているのか

彼女が居た頃、毎週のように遊び行っていた家ですが、

変わってしまっているのが怖い気がして、まだ その前を通れないでいます。

 

でも、いつも彼女を思えるモノが身近にあります。

 

 

今日、久しぶりにパンを焼きました。

レーズンブレッド 

レーズンブレッド1 

レーズンブレッド

レシピをくりながらの作業でした。

 レーズンブレッド2

卵塗りを忘れていたり、焼き上げの発酵も、少し足りない感じです。

が、なんだかいろんなことが思い出されました。

 

いつも、キッチンで でんっとしていたままの発酵機。

毎日 見ていながらも、なかなかできなかったパン焼きでした。

DIYに始まって、やっと7月に、パン焼き再開です。

パンを焼くことができ ちょっと ほっとしています。

 

たぶん空の上で、彼女が苦笑いしていることと思います。

 

 

上達しない、家族が食べるだけのパンしか焼けませんが

自分でパンを焼いている間は、彼女を忘れることはないでしょう。

 

不思議ですねぇ。

なんの血のつながりもない彼女のことを

いつも何気なく思い出しているなんて。

決して生き方の器用な人ではなかったと思いますが、

私の心に残る人です。

 

 

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Comment

またいつか・・
きっとまたいつか、あの世でお会いできるでしょう・・

仕事柄、多くの方とさよならをします。

そのたびに、そう思うようにしています。

だって、忘れるわけないのですもの。

近所に眠る、大好きなおじいちゃん。
いつもその近くを通るたびに、心で話かけてる。

こころの中でいつでもおもい出す人が
私にはたくさんいます。
いつか、会える日まで、
がんばって生きていこうと思います。

パン焼けてよかったね!
  • 2009-07-09│21:12 |
  • IKUKO URL│
  • [edit]
IKUKOさまへ
そうですね。
多くのさよならが日々あるのでしょうね。

誰かがふと思い出してくれるような、そんな生き方ができることは凄いことだと感じます。

そんな生き方ができてるでしょうか。
中学のときの担任の先生が言っていました。
「自分が死んだとき、誰かが泣いてくれるような生き方をしたい」と。

子どもながら、印象に残っている言葉です。

ブログを書いた日に、偶然連絡があり、
彼女のお墓参りに出かけることになりました。
パン教室で一緒だった方々は、みんな同じように思い出しているのです^^。
この日記はものすごく染み入りました
そうやねそうやね
とものすごく納得しながら
その方の心情を思いながら

なんかせつないですね
この日記には忘れてはならない名言が盛りだくさんです

もっともっとたくさんの人に読んでもらわないともったいないですね!
この日記に出会えてほんとよかったーて思いました

出会いって偶然ではないと思っているので
risyonさんとカノジョとはずっと昔からのなにかの繋がりが
あったんではないかな?と思えます。。。
  • 2009-07-11│00:41 |
  • peddyber URL│
  • [edit]
peddybearさまへ
ありがとうございます。

ブログをやっていて、「この日記に出会えてよかった」っていってもらえと、
ほんとううれしいです。

飾らない、その日々のなかで感じたことを書き留めておきたい
ただそれだけで書いていますが、
読んでくださった方の、何かに響くって、すごいことですよね。

ゆる~い日記もたくさんありますが・・・^^;

このブログをupしたときに、偶然なつかしい方から連絡があり
彼女のお墓参りに明日行けることになりました。

本当に、偶然の電話でしたが、こんなことにも「出会い」「つながり」を感じてしまいました。

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プロフィール

risyon

Author:risyon
日々楽しく過ごすことが得意なお気楽主婦
なぜか娘は、努力する前向きな人に育っているが
ワタクシに「努力」の文字は欠落
そんな自分の老後不安を解消すべく奮起していく暮らし!
を、めざしてみようかな~

パパとRira (大2) とcyoppi (中3) の
4人家族

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