映画好きとは言えませんが、行ってきました。
『 永遠の0 』 と、なんでか 『 かぐや姫の物語 』
戦争映画は観に行ったこともなく、テレビでも見ないのに
『永遠の0』は行く気になったのは、やはり百田さんの講演の影響
百田さんが、50歳にして初めて書こうとした小説は
自分が子どもの頃に、父親や伯父の日常会話に出てきた戦争体験の話を
もうすでに 孫の代には話聞かされていないという事実に
直面したことがきっかけだったそうです。
戦中戦後の時代を生き抜いた世代が、歳をとり
苦しい記憶は本人の中でも薄れて行き、生きた人も減ってゆき・・・
自身の孫に話て聞かせるきっかけもないまま
遠い過去の出来事になっていく戦争
戦争の小説は売れない・・・と言われながら出版した小説は、
今、コミック部門の1位の『ONE PIECE』を抜いて
310万部に届く売れ行き。
映画化もされ、映画館に足を運ぶ若者が多く
戦争を描いた映画としては、異例だそうです。
そりゃそうですよね~ 高校生のRiraさんの友だちも小説を読み
友だちの多くがとっくに映画を観ておりましたし・・・
小説のイメージが壊れることを躊躇していたRiraさんが
今回ようやく観たのが遅いくらいのようです。
読んだ若者の 「 こんなことがあったなんて知らなかった 」 という
つぶやきが、とても多いそうです。
小説から入ったRiraさんは、映画を観て、よりその背景や心情が理解できたそう。
そうですよね~
聞いたこともない、まして戦争に興味も持っていない知識の薄い子どもには
言葉だけから小説の背景を想像することもむずかしい。
なんとかして、今の若者に語りつなげたいという想いがあふれた映画でした。
ま~小説を読んでいない まっしろのワタクシは、最初の10分くらいからすでに号泣
グズグズで鼻も詰まるほど・・・翌日も目が腫れておりました
それくらい涙が出たのは珍しいので、かなりのデトックス効果があったと思います。
それは、ワタシだけではなかったらしく
映画の帰りの車の中で、家族3人(cyoppiはおばあちゃんちにお泊りで不在)で
えらくすっきりした気分になっておりました。
もう、ワタシの父親でも物心ついたのは戦後
田舎で代々長男が引き継いできた実家の亡くなった祖父は
戦争には行っていないはず・・・
ワタシでさえ、その祖父から話に聞いたことすらない戦争
祖父母にも、話して聞かせなくては・・・という意識もなかったように思います。
でも、やはり今生きている人はみな、
あの時代を生き抜いてこれた祖父母がいたからこそ
自分が、ここに生きているのは、
ここまでつないでくれたたくさんの祖父母たちのおかげ
誰かが欠けても なかった自分
誰かのために生きること・・・それを貫けた人々のおかげ
今、生きているだけで 誰かをしあわせにしていることもある
そんなことを思いました。
さて、昨夜、映画に行かなかったcyoppiとふたりで出かけたのは
『かぐや姫の物語』
役者さんの話す台詞に合わせて動画を作製していったという8年がかりの大作
それほど期待は大きくなかったのですが、いや~よかった
帰り道、いろいろ話しながらcyoppiとふたりで夜遅い帰宅となりました。
家のちいさなテレビではなく、映画館でどっぷりと鑑賞していただきたい作品です。
というわけで、3日間の間に2本も観てしまいました。
しかも、どちらもよかったわ~
ぜひ、映画館に足をお運びください。
毎日1000円で映画観れたらいいのにな~
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